ブリティッシュメイドで展開するオリジナルウェアのメンズコレクションは人気スタイリスト 四方章敬さんにディレクションいただいています。今回はそのラインアップのなかでも特に人気のある、オフィサーパンツ「ポーツマス」、グルカショーツ「ホワイトホール」の2アイテムを主体に3名のスタッフが三者三様のスタイリングを提案。パンツから考える夏のブリティッシュメイドスタイルです。
01|GURKHA SHORTS STYLE
グルカショーツ「ホワイトホール」
見た目はジェントルマン、軽さはボーイの小林流ショーツスタイル
イギリスのアウトドアといえばボーイスカウト。グルカショーツ「ホワイトホール」で、大人版ボーイスカウトをイメージにスタイリングを組みました。色数の多いコーディネートも個人的に好きなのですが、年齢も年齢なので落ち着いた印象のワントーンで組むことを最近は意識しています。(笑) シャツもタックインして大人らしさを取り入れつつ、アクセントにチーフを巻きました。ショーツだけでも若さ、軽さは演出できているので、僕が結ぶと少し可愛すぎてしまうかなと……。なので首にかけるくらいがちょうど良いですね。
グルカショーツにあわせる足もとは、グルカサンダルを履きたいところですが、雨の予報が多くなる季節は、少し躊躇してしまいますよね。そこで「ケンゴン Ⅱ R」のようなミリタリーシューズがあると純粋に便利です。ヴェルトショーンウェルト、タフなグレインレザーやコマンドソールなど防水性が高いので、雨の日も安心。グルカショーツのボリューム感にもマッチする屈強な顔つきは、いくつになっても強く惹かれてしまいますね。
「僕らの年齢は7月からがショーツ本番です」
グルカショーツ「ホワイトホール」は短すぎず長すぎずの絶妙な丈感が、特に気に入っています。そのうえドレッシーな顔つきで落ち着いた印象なので、ショーツを穿くと子供っぽくなりがち、とお悩みの方にもおすすめできます。カヌーなど、水のある場所でのアクティビティが好きな自分は、7月からこそショーツの本領発揮と思っているので、梅雨が明けてからがむしろ本番です。そう言っているとショーツを、ついつい穿きがちになってしまうので、やっぱり綺麗な着こなしは心がけたいですね……年齢的に(笑)。なので、こういった好バランスのアイテムは、実需面とスタイルの面が両立していて良いですね。02|GREY WOOL OFFICER PANTS STYLE
オフィサーパンツ「ポーツマス B」
万能グレーオフィサーパンツならタフさも演出できる
グレーオフィサーパンツ「ポーツマス B」を中心に、今回のスタイリングの中でも、一番ベーシックですが、少しラギッドさを取り入れました。 Grey Wool Officer Pants *2023年8月下旬店頭入荷予定(オンラインショップ予約受付中)
グレースラックスというアイテムの感覚でいえば白、ブルーなどのドレスシャツを合わせたイギリス王道のドレススタイルも良いですが、杢調のグレーをアースカラーに解釈して、ドレス×カジュアルのタフな印象を加えたいと思って、カーキのカジュアルシャツ「ブライトン」を合わせています。靴やベルト、キャップも、カーキと相性の良いブラックで合わせて締めています。こういったベルトと合わせてスタイリングで統一感を増せられる点も、ベルトループの良いところですね。梅雨なら気分的にもノータイでいきたいので、白Tを合わせたのですが、もちろん、タイドアップも良いですよ。個人的な気分でいえばネイビーにレッドの色味が効いた、レジメンタイを巻きたいところ。
「オフィサーパンツはファッションアイテムとして満足度が高いです」
グレーウールのオフィサーパンツ「ポーツマス B」はドレス、カジュアル両方のスタイリングで着用できる万能さが、特に優れていますね。今回のようなドレス軸で少し“くずした”スタイリングにも自然と溶け込み、バランスを整えてくれます。一般的なドレススラックスにはあまりない、2インプリーツやボリューム感のあるシルエット、裾幅バランスなどなど、ファッションアイテムとしても魅力的なこだわりのディテールが効用して、様々なスタイリングへ活躍してくれます。靴を選ばないのも良いですね。今回も「ケンゴン Ⅱ R」を合わせましたが、雨の日の足もとも迷うことが少なくなるはずです。03|COTTON DRILL OFFICER PANTS STYLE
オフィサーパンツ「ポーツマス」
リゾートスタイルにも適任のオフ白オフィサーパンツ
オフ白のコットンドリルオフィサーパンツ「ポーツマス」を主役に、ホワイト1トーンで夏っぽさをイメージしました。 Off White Officer Pants ‘Portsmouth’*商品リンクには2023年最新モデルを掲載しております。
シーンとしては海辺の街へ向かうとき、こんな雰囲気でリラックス×清潔感を両立したいですね。なので足もとは軽い感じでも、ローファーを履きたい。サンダルだと、レストランに入るのも少しためらいがあるので、あくまで綺麗に。合わせたのはジョセフ チーニーの「ハワード R」です。一見すると通常のローファーですが、グレインカーフ、ラバーソールを備えているので、ちょっとの悪天候が予想された日にも迷いなく履けます。コバ周りのストームウェルトはブリティッシュメイド別注仕上げなのですが、このボリューム感がオフィサーパンツとも相性抜群なんですよ。
“ありそうで、ない”のオフ白が着こなしを自由に
オフ白のオフィサーパンツの魅力は、まさに“ありそうで、ない”絶妙な色味ですね。年間を通して着用しやすいウェイトのコットンドリルと相まって春夏はもちろん秋冬のスタイリングにも軽さを出してくれるので重宝しています。プロダクトとしても、ヴィンテージのオフィサーパンツはカーキ、ホワイトなどラギッドだったり強い印象のカラーが多いため、こういった柔らかで自然な色が新鮮ですね。同じくオフ白のカジュアルシャツと合わせても良いし、ドレスディテールを備えていることもあって紺ブレなどを着てもサマになります。PR 坂本編
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ブリティッシュメイド ディレクター 小林
ブリティッシュメイド立ち上げからディレクターとして店舗開発や様々なブランドの買い付け、別注企画を担当。 ブリティッシュメイド オリジナルの仕掛け人の一人で、イギリスのみならず洋服に関して幅広い知識を持つ。 趣味はキャンプ、カヌーなど、アクティビティを熟知。 座右の銘は「克己心」。好物はどら焼き。