ブリティッシュメイドで展開するオリジナルウェアのメンズコレクションは人気スタイリスト 四方章敬さんにディレクションいただいています。今回はそのラインアップのなかでも特に人気のある、オフィサーパンツ「ポーツマス」、グルカショーツ「ホワイトホール」の2アイテムを主体に3名のスタッフが三者三様のスタイリングを提案。パンツから考える夏のブリティッシュメイドスタイルです。今回のスタッフはPR、坂本。
01|GURKHA SHORTS STYLE
グルカショーツ「ホワイトホール」
休日も品の良さを醸し出すグルカショーツスタイル
夏の休日をイメージしたショーツスタイルです。軽さを出すために白を基調としました。真っ白だとキザな印象になってしまうこともありますが、このグルカショーツとシャツのベースがオフ白なのでバランスが取りやすいです。また、シャツとパンツのボリューム感も大人のリラックスした雰囲気を演出してくれます。
シャツはボタンを締めてタックインで合わせても良いですが、休日であれば羽織る感覚に近い、これくらいの着方で袖もロールアップして抜け感ある着こなしでも良いかと思います。ショーツはネイビーやカーキなどの色も合わせやすいですが、オフ白なら、こういったヴィンテージテイストの柄物とも相性がより良いと思います。足元は全体を締める意味で、素材感とボリューム感のあるローファーを合わせています。黒だと足元だけ重くなりすぎてしまうので色はバーガンディーにしました。
グルカショーツ「ホワイトホール」はショーツ好きも納得の良バランス
ショーツは好きでよく穿くのですが、ドレス要素が強すぎるとスタイリングの幅が狭くなりますし、逆にカジュアル要素が強すぎると子供っぽくなるので、穿きたいけど気を使うアイテムといった印象があります。しかし、このグルカショーツはそういった視点でのバランスがとても良く、使い勝手の良いアイテムです。シルエットが綺麗で丈感も良いので子供っぽくなりにくいですし、2タックでベルト幅も丁度よいのでタックインのスタイリングも組みやすいです。さらにグルカ特有の穿きにくいベルトディティールではなく、一般的なサイドアジャスター仕様で、フロントもジップなので穿く時のストレスも感じにくいです。
色はDK NAVYやKHAKI BEIGEが王道で合わせやすいかと思いますがショーツ好きの方にはDK BROWNやOFF WHITEも是非、トライして頂きたい色味です。
02|GREY WOOL OFFICER PANTS STYLE
オフィサーパンツ「ポーツマス B」
グレーウールオフィサーパンツならシックな色合わせも自在
夏になるとリネン素材のチェック柄のアイテムを着たくなりますが、合わせ方次第ではかわいくなりすぎてしまいますので色数を抑えて少しシックな印象になるようバランスを取っています。 Grey Wool Officer Pants *2023年8月下旬店頭入荷予定(オンラインショップ予約受付中)
また、小物も少しだけハードやラギッドな印象のものを入れることで中和しています。全体がカジュアルな印象になりすぎないようにグレーウールのオフィサーパンツとグレインレザーのブラックローファーで締めています。上下ともに長袖ですがリネンのシャケットとグレーウールのオフィサーパンツは通気性が良いので暑い時期も着れますね。
美シルエットのオフィサーパンツはタックアウトも愉しめる
ポーツマスはシルエットバランスが秀逸なのでカジュアルなスタイリングをドレスアップするときにも使いやすいですね。Tシャツにもシャツにもジャケットにも合わせられて、靴もサンダル、スニーカー、革靴どれでも合わせることができるので、万能のスタイリングアイテムだと思います。ベルトループ付なので王道はタックインかと思いますが、今回の様にトップスがカジュアルな場合はタックアウトで合わせるのも良いかと思います。03|COTTON DRILL OFFICER PANTS STYLE
オフィサーパンツ「ポーツマス」
夏スタイルにも大抜擢のコットンドリルオフィサーパンツ
オフィサーパンツにオフィサーシャツといった、とてもシンプルな組み合わせですが、夏らしい素材のものをあえて重めのカラーで合わせることで、スタイリングにアクセントを付けています。 Trousers Brown Officer Pants ‘Portsmouth’
Shirt Khaki Linen Officer Shirt ‘Plymouth’
Shoes JOSEPH CHEANEY
身長 174cm
着用サイズ すべてMサイズ
Shirt Khaki Linen Officer Shirt ‘Plymouth’
Shoes JOSEPH CHEANEY
身長 174cm
着用サイズ すべてMサイズ
夏なので爽やかにというのがセオリーだと思いますが、爽やかすぎるのもなんだかなぁ、かといって季節外れになりすぎるのは嫌だなという天邪鬼的なスタイリングです。
スタイリングに奥行きを演出するコットンオフィサーパンツ
ブラウンのコットンオフィサーパンツはベージュ、カーキ、ネイビーなどの色と合わせやすいのでスタイリングが組みやすいアイテムです。感覚的にはデニムやチノパンを穿くスタイリングをコットンオフィサーパンツに変えてみると、少し大人っぽく見えたり、上品に見えると思います。コットンドリルの生地は経年変化も愉しめると思うのでガンガン穿きこんでいきたいアイテムですね。 (左からPR 坂本、ディレクター 小林、青山本店・店長 厚井)
今回お届けしたスタッフ3名による夏のブリティッシュメイドスタイルは、いかがでしたでしょうか。夏といえば軽装になりがちですが紳士たるもの上質さや、ちょっとした余裕を見せるスタイリングにはこだわりたいもの。ぜひこの夏のスタイリングは、イギリスの風を取り入れてお愉しみください。
ディレクター 小林編
青山本店・店長 厚井編
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PR 坂本 竜
ブリティッシュメイドの前身ディセンタージュの販売員を経て、2013年よりプレス。現在では、ジョンストンズ オブ エルガン、ジョセフ チーニー、グレンロイヤル、マカラスターといったイギリスブランドのPRを行う傍ら、ブリティッシュメイド オリジナルウェアの企画も行っている。学生時代よりイギリスアパレルブランドにて働いており、イギリスのファッション、カルチャーに造詣が深い。