2021年秋冬に登場してから、完売が相次ぎ、昨年は再入荷リクエストNo.1の大人気商品としてすっかり定番となったブリティッシュメイドオリジナルウェアのタイロッケンコート「ヨークシャー」。人気スタイリスト、四方章敬さんが監修を手がけ、1970年代英国のヴィンテージをベースにディテールをモダナイズすることでシティユースにおける着まわしやすさも実現しています。品格ある佇まいながら、どこかリラクシングな印象が新鮮なこの一枚。まだお持ちでない方もこの秋から、ワードローブに加えてみてはいかがでしょう。
四方章敬さん監修のモダンクラシックな一枚
タイロッケンコート|ヨークシャー
イメージソースは、1970年代の英国製タイロッケンコートです。オリジナルを踏襲しつつ、胸周りの芯地を省いて軽快感を高めたり、首ぐりをコンパクトにして襟周りのバランスを調整したりとディテールをアップデートすることで、現代的な着こなしにも馴染みます。生地は、撥水性や花粉防止などの機能性を叶えながら、タフでヴィンテージライクな雰囲気も楽しめる60番手双糸のコットンギャバジンを採用しました。昨年に続き、それぞれ表情が異なる3色をラインナップ。
普遍的ながらどこか新鮮、長く着られる新定番
ダブルブレストのデザインはトレンチコートとよく似ていますが、身頃にボタンがなく、よりすっきりとした印象で着こなすことができます。19世紀末のボーア戦争時、英国軍の将校向けに納品されたオーバーコートを原型としているタイロッケンコート。実は、トレンチコートはタイロッケンコートを元にして第一次世界大戦時に考案されたともいわれています。
品格あるクラシックな面持ちながら、どこか肩の力が抜けたリラクシングな印象です。普遍性の中に新鮮さも感じさせる唯一無二ともいえる存在感は、デザイナーたちにも注目され、近年数多くのドメスティックブランドにも引用されています。
もはや服好きの中ではトレンチコートやステンカラーコートの次に来るクラシックなコートの新定番といっても過言ではない地位を確立したタイロッケンコート。この先何年も着続けることで、コットンギャバジンの経年変化による風合いも楽しむことができるでしょう。