イングランド南東部のハンプシャーにある国立公園ニューフォレストは、ウィリアム1世が王室の狩猟場と定め、「新しい森」の呼び名を与えて愛した土地です。古代樹が残る神秘的な森、沼沢や小川が点在する広大なヒースランド、動物たちが放牧されている牧草地など、今日ではその雄大な景色に誘われて多くの人々がランブリングを楽しむ場所となっています。今回は、そんなニューフォレストを舞台に、Caledoor(カレドアー)23SSコレクションからいち早く入荷したランブリングウェアをご紹介します。
*Rambling(ランブリング)は、イギリスで大衆文化として脈々と受け継がれてきた歩く旅、歩くことを楽しむアクティビティです。
*Rambling(ランブリング)は、イギリスで大衆文化として脈々と受け継がれてきた歩く旅、歩くことを楽しむアクティビティです。
カレドアーのコレクションは、歩く距離や環境にあわせて機能や素材を選んだ2つのレンジ(ショートとロング)により構成されていますが、ニューフォレストのようなアウトドアフィールドを長時間、快適に歩くなら、高機能を有するロングランブリング向けアイテムが最適。ハイスペックな機能素材を採用しつつ、天然素材のウェアと合わせても自然に馴染む素材感やローテク感にこだわっているため、街中で着用しても違和感がありません。
パッカブルリバーシブルベストは、表裏ともに撥水性、透湿性、ストレッチ性のあるリップストップ生地を採用。タフな使用に耐えてくれます。見た目は、イメージソースである90sのアウトドアウェアの空気感をまとっており、表裏のノスタルジックな配色からはオールドスクールなムードが漂います。
コンバーチブルトラウザーズは、膝上のジップを取り外すとショートパンツとしても着用できるユニークなアイテム。メイン部分に耐摩耗性に優れたコーデュラナイロンを採用。表面には撥水加工も施されているため、アウトドアシーンでの活躍は必須です。一方、膝下部分の素材はコットンとコーデュラナイロンを使った60/40クロス。見た目にも味があり、なんといっても経年変化でこなれ感が増していくのは魅力的。
インナーに合わせたメリノウールロングスリーブTシャツは、汗をたくさんかく日に欠かせないアイテム。メリノウールは、保温性、防汚性、防臭・抗菌性に優れ、さらには湿度調節、体温調節まで担ってくれるため、“天然の機能素材”と謳われています。
カシやブナの大木が生い茂る森林を抜けて、木のないヒースの原野から湿地帯へ。次々と変化する景色のなか歩を進めるランブラーをサポートするシェルジャケット。生地には耐摩耗性に優れたコーデュラナイロンを採用し、表面に撥水加工を施しています。背面の内側にはショルダーストラップが付属しており、暑くなって脱いだときでも肩から背負って手ぶらでランブリングを続けられます。
デザインの着想源は90sのスキーウェア。雨が手に直接当たらないよう、手の甲側がやや長くなった袖口の形状にその面影を見ることができます。90sのローテク感あふれるウェアのデザインを活かしたファッション性と、快適なランブリングを考慮して選ばれた素材や機能。カレドアーらしいこの絶妙なバランスが、シティライフでもカントリーサイドでも楽しめるアイテムを生み出しています。
ニューフォレスト地区には、小さな村も点在しています。中世後期に発展した6000人ほどのフォーディングブリッジもその1つ。イギリスらしいレンガ造りの家屋が立ち並ぶ長閑な風景に、アースカラーを基調としたカジュアルウェアが小気味よく馴染みます。
コーデュラナイロンとコットンを使った60/40クロスのフィッシングジャケットは、ギア感の高いアウトドアジャケットと違い、街中でもさらっと着こなせてしまう1着。1980~90年代の英国フィッシングジャケットをイメージソースに、特徴的なチンストラップのデザインは踏襲。また、アイコニックな後身頃のゲームポケットをペットボトルを入れるためのポケットに変更したり、長距離歩いても体温や湿気を逃せるようヨークにベンチレーションを配置するなど、ランブリング仕様のディテールが随所に見られます。
カレドアーの全ラインアップ