靴の聖地ノーザンプトンが位置するイギリスにて生まれる英国靴。イギリスならではのアンダーステイトメントかつ適度に施された装飾感を有したデザインは多くの人々に受け入れられ、ビジネス、カントリースタイルと幅広い場面で愛されています。また、グッドイヤー・ウェルテッド製法を取り入れたシューズが多く見受けられているのも特徴です。長く大切に使い続けるというイギリスらしい文化的背景、価値観が感じ取れる逸品の1つが英国靴なのです。今回はブリティッシュメイドの大定番アイテムをジョセフ チーニーとチャーチから、ご紹介いたします。
クラフトマンシップの結晶、ブリティッシュメイドの人気モデル“ケンゴン ⅡR”
JOSEPH CHEANEY - CAIRNGORM ⅡR ¥76,680(税込)
重厚なグレインカーフ(シボ革)とウェルトの上に被せたアッパーが独特な表情を生むヴェルトショーン製法を採用したミリタリーシューズ“ケンゴン ⅡR”はシューメーカーの雄 ジョセフ チーニーだからこその技工が詰まった1足。ウェルトの上にアッパーが乗っているだけではなくウェルト、アウトソールを一気に出し縫いで止めています。だからこそ非常に高い防水性を備えることができます。そして革にシワ等入らぬ様、丁寧かつ均一に釣り込むといった非常に繊細な工程を経て制作され、まさに職人だけが成しうる業を味わえる1足と言えるでしょう。木型には英国軍へ供給していたという実績を持つミリタリーラストであるLAST4436を採用。全体的にボリューム満載の仕様をバランスよくまとめ上げる美しい木型となっています。高い実用性と共に味わえるクラフトマンシップの結晶、ブリティッシュメイドにおける大定番モデルです。
都会的カントリーシューズの極み“エイボン”
JOSEPH CHEANEY - AVON C ¥76,680(税込)
前述のケンゴン ⅡRと同様にディテールはグレインカーフ、そして悪路をものともしないコマンドソール、かつ屈強さに拍手を掛けるダブルソールと、ぐるりとコバ周りに張り巡らせた埃よけのスプリットウェルトが特徴的な“エイボン C”。大振りなパーフォレーション(飾り穴)がカントリーテイストを一層引き立てるフルブローグタイプですが、木型の良さでボリューム感を調和し程よいバランスに仕上げられているのが魅力的な都会的カントリーシューズ。
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シンプルかつ実用的。随一の人気を誇るプレーントゥモデル“シャノン”
Church’s - SHANNON ¥101,520(税込)
チャーチのダービーシューズでは随一の人気を誇るプレーントゥモデルの“シャノン”。樹脂コーティングを施すことで高い防水性を実現するポリッシュドバインダーカーフによる実用性に加え、美しい光沢感の損なわないのが魅力です。外羽根というカジュアルな仕様ながらシンプルなプレーントゥデザインでオンオフ兼用でご着用いただける汎用性も抜群。英国靴を代表する1足。ジェームズ・ボンドも劇中愛用されていた由緒正しきアイテムです。
フォーマルからビジネスまで相性抜群。オックスフォードのストレートチップ“コンサル”
Church’s - CONSUL ¥89,640(税込)
ビジネスシーンから冠婚葬祭で活躍する間違いのない内羽根(オックスフォード)のストレートチップ“コンサル”。木型にはチャーチのドレスラストとして君臨している173LASTを採用。長過ぎないちょうど良いノーズバランス、角張りすぎず丸すぎないクラシック・モダンのデザインが現代のスーツスタイルにも相性抜群。トゥキャップのデザインもエレガントな配分になっていて、ひと目みればチャーチのコンサルだと分かるほどのアイコニックモデルです。
控えめな装飾感が英国的な魅力を醸し出すセミブローグ“ディプロマット”
Church’s - DIPLOMAT ¥89,640(税込)
幅広いシーンで活躍する内羽式セミブローグの“ディプロマット”。コンサルと同様、木型はドレスに定評のある173LASTを採用し、セミブローグの適度な装飾感がスーツスタイルからカジュアルなジャケパンスタイルにまで幅広い服装と相性の良い汎用性の高いデザインが魅力。また、中底とヒールソックにクッション層を設けているため履き心地の良さも一層考慮された作りとなっています。
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