トレンドに左右されず長く履ける、美しい正統派ドレスシューズ。 大人として1足は持っておきたいアイテムの1つです。 しかし、オフィスカジュアルやリモートワークの普及により、ビジネススタイルのカジュアル化が進む現代のビジネスシーンでは、同じドレスシューズでも、臨機応変に履き回せるデザインが求められることが少なくありません。 そこで今回は、ジョセフ チーニーのクラシックコレクションから、幅広いコーディネートに対応するセミブローグモデル「WILFRED(ウィルフレッド)」をご紹介します。
現代のビジネスコーディネートにぴったりな程よい装飾美
ビジネスシーンに好まれる1足を選ぶのであれば、内羽根式と呼ばれる靴紐を通す部分が甲と一体化した構造を採用した、スリムで美しいシェイプのドレスシューズがベストチョイス。 ことデザインにおいては、装飾が控えめであることも大切な条件でしょう。
ブリティッシュメイドでも装飾の少ない内羽根のストレートチップモデルが、ビジネスパーソンに1番人気でしたが、ビジネスカジュアルの流れもあって、今ではセミブローグのような程よい装飾のある革靴が選ばれる傾向にあります。
ジョセフ チーニーの「ウィルフレッド」はドレッシーな内羽根式、トゥやパーフォレーションに配された小振りなブローギング(穴飾り)が魅力のセミブローグモデルです。このさり気ないディテールが、幅広いコーディネートに合うミソ。スーツやグレースラックスと合わせたビジネスシーンに着用するアイテムから、チノトラウザーズといったカジュアルなボトムスにまで幅広く対応してくれます。
快適で足馴染みの良いジョセフ チーニー ドレス定番「125ラスト」
125ラストはジョセフ チーニーの創業125周年を記念して開発された木型。現代人の足形にも合いやすいと定評のある木型で、程よいフィット感の「F」ウィズに対し、ヒールカップはタイトな「D」フィットに設定されたコンビネーションラストが特徴。このことから足の幅は広く、踵は小ぶりといった逆三角形の足形が多い日本人にも合いやすく、イギリスのみならずブリティシュメイドでも高い人気を誇っています。
125ラストの特集記事を見る
シンプルなつくりに映える、美しいレザーアッパー
シンプルなデザインのドレスシューズほど、レザーの質感はひと目で分かってしまうもの。それだけに、素材の質が問われてきます。 ジョセフ チーニーの125ラストに用いられるアッパーは、非常に上質なカーフ素材を採用しています。 中でも最高級と言われるドイツのワインハイマー社製の「ボックスカーフ」を採用しています。
ドレッシーさを際立てる、手の込んだシングルレザーソール
「ウィルフレッド」のアウトソールには、レザーソールが採用されていますが、ここにもドレッシーな印象を引き立てるドレスシューズならではの細かなディテールが。 薄いシングルレザーソールを採用し、ドレスシューズならではのすっきりとした印象に。
また、ソールの断面となる「コバ」部分にも注目。 しっかりと丁寧に磨かれ、なめらかに仕上げられたコバの、上下の盛り上がり部分が、エッジを際立たせています。 これは「ツメ仕上げ」と呼ばれる手の込んだフィニッシュで、よりサイドビューの美しさを演出する効果があります。
羽根周りに配された細かなデザインにも注目
セミブローグモデル「ウィルフレッド」は、同じ125ラストを採用しているモデルでストレートチップの「アルフレッド」と並ぶ人気アイテム。程よい丸みがあるシルエットバランスに優れた木型かつ内羽根式のセミブローグで、英国カントリーテイストを醸し出しつつも都会的な印象。オンからオフまで幅広い着こなしに合わせることができる、頼りがいのある1足となるでしょう。
アイテムを見る