
英国を代表する老舗アウトドア・ライフスタイルブランド、バブアー。今回は、ブリティッシュメイドのショップスタッフ3名(とエディター1名)が今年のラインナップからそれぞれ1モデルをピックアップし、今年の秋冬を意識したスタイリングをご提案します。
01|ショート丈のスペイをクリーンなシャツスタイルで軽やかに
「私物で持っているバブアーはビデイルです。今までだったらたぶん、スペイは選ばなかったんですが……(笑)。シャツと合わせてみるとこういう(ショートな)丈感も軽やかでいいですねぇ。新鮮な気持ちで」

「秋口は、このシャツがお気に入りです。今、ブリティッシュメイドで扱っているモデルではないんですが、トーマスメイソンの生地を使っています。デニムと合わせて、タックアウトして着るカジュアル仕様で、ジャケットを着ないでアウターと合わせるとき使いやすいんですよ」

「靴はチャーチのプレーントゥ、ホワイトデニムはリーバイスの501。足元をすっきりさせたいと思いまして。特に黒いプレーントゥは、デニムにもスラックスにも合わせられますから、ついつい選んでしまいますね。私の場合、バブアーのアウターに合わせるパンツはデニムか、ウールトラウザーが多いんです。オイルドコットンの素材が特徴的ですから、単調にならないような組み合わせがいいかと思います」
永田 寿
BRITISH MADE 銀座店スタッフ身長:171cm
銀座おすすめランチ:
東銀座の『とんかつ にし邑』です。ボリュームあって、豚汁がとんかつに合います。トッピングでカレーが最高です。
02|スタイリッシュな黒ビューフォートにヴィンテージパンツでスパイスを
「雑誌の『men’s FUDGE』が好きで普段からスタイリングの参考にしています。秋冬のアウターはキルティングコートを着ることが多くて、実はオイルドコートをまだ持っていません。丈が長めのブラックなら、薄手のコートとかライトアウターのイメージでいつものスタイリングに取り入れやすいかなあと思いました」

「たまたま原宿の古着屋さんで見つけたイギリス軍のファティーグパンツが最近のお気に入りです。最近はミリタリーモノが手に入りにくいんですが、サイズもちょうどよく、いい買い物でした。結構古いものでアジも出ているので、ブレザーとか、こういうオイルドジャケットとか、ハリのあるアイテムと合わせて引き締めたいですね」
「ある日『履かなくなったからあげるよ』って、先輩から譲り受けたJOSEPH CHEANEYのウィルフレッドです。実は元がモカブラウン(やや暗めのブラウン)だったみたいなんですが、もらった時点でアーモンドみたいな薄い色に育ってて(笑)。普通はまずこういう色にならないらしいので“奇跡の一足”として、クリームで色は入れずにそのまま履いています」
古内 海斗
BRITISH MADE 銀座店スタッフ身長:170cm
銀座おすすめランチ:
GINZA SIX近くの『小諸そば』。店長の川島さんに教えてもらったお店で、普段はお弁当派の為あまり行く機会はないのですが、この夏は月に何度か通わせてもらいました。暑い日でもすぐに食べれるかき揚げせいろがお勧めです。
03|ボーイッシュなスタイルにはやや大きめの定番ビデイルで

「お店に立つときの服装と普段のスタイルはあまり変わらなくて、基本的にボーイライクなカジュアルスタイルが好みです。秋冬物はスカートを持っていないので、オイルドジャケットにもオーバーオールを合わせることにしました」
「ラグラン仕様なので、少し大きめに着てもいい感じにまとまります。深みのあるダークブラウン(ラスティック)がマニッシュな雰囲気ですね。どうしても秋冬は重ための色合わせが多くなりがちですが、オイルドコットンの素材感がスタイリングに変化を出してくれて着回しにも困りません」
「足元にボリュームを持ってくると、Aラインシルエットを強調できます。私はプライベートだとスニーカーを履くことが多いんですけど、ぽってりしているキスドンもこういうカジュアルなスタイルに合わせやすくて便利です」
中橋 帆香
BRITISH MADE 丸の内店スタッフ身長:155cm
丸の内おすすめランチ:
新丸ビル地下一階にある、『酢重正之 楽』。太めのお蕎麦で、食べ応えがあって美味しいです。よく待ち列が出来ている人気店なんですが、空いている時を狙って行っています。お気に入りは、とり辛味そばです。
04|トランスポートはブルゾン感覚!小物で立体感を出して
「私が持っているオイルドコートは、両方ともお尻が隠れるくらいの丈が長いタイプで、インナーによくテーラードジャケットやブレザーを合わせて着ています。今日着ているトランスポートみたいな、丈が短いモデルにはニット一枚の上に羽織る方がしっくりくるかなあ、と。スペイほどでないにせよ、ショートブルゾン感覚ですね。黒いメリノウールのモックネックをインナーに入れて、首元にアンティークのシルクスカーフを巻いて、立体感を出しました。オイルを含んだ深みのあるセージはパープルとか、バーガンディとか、秋冬らしい色味と相性がいいので小物で攻めた色を入れたくなります」
「BRITISH MADEで仕事をするようになる前、手持ちがほとんどすべて古着だったので、ヴィンテージと相性がいいものを無意識に手に取ってしまいます。その意味ではヴィンテージパンツをモディファイしているオフィサーパンツは長いお付き合いになりそうですね。色味も、パッキパキのホワイトはヴィンテージの風合いと合わないことが多いんですが、コットンドリルのほどよく黄みがかったオフホワイトなら安心感があります」

「ベロアレザー製のビットローファー(私物)は、バブアーと合わせたい靴の一つです。オイルドコットンには独特の艶があるので、革靴は敢えて光沢がない、マットな起毛タイプのものを選ぶのもアリでしょう。スエードより更に起毛感が強いベロアは、柔らかい質感がソリッドなオイルドコートとのコントラストを際立たせてくれます」
ivy / 相川 耀平
BRITISH MADEエディター身長:172cm
Instagram:@ivy.bayside
南青山おすすめランチ:
骨董通り沿いにあるワインバル、『W AOYAMA』。日替わりのパスタがいつ行ってもおいしいので、週1度のプチご褒美ランチとして行っています。食後のコーヒーがおかわり無料なのもポイント高いですね。