
日に日に暖かくなる中、春物に目移りしている方も多いのでは?さて、今回は英国を代表する老舗ブランド「バブアー」と「ジョセフ チーニー」の着こなしを本社スタッフ4名が披露。まだまだ肌寒いけれど、装いから春を感じたい。そんな今の季節にピッタリなスタイルサンプルをお届けします。
01|ドレスにもカジュアルにも絶妙なバランス感のボロウデイル
「私、ブルゾン系を今あんまり持ってないんですよね。手持ちの羽織物はジャケットが多いので。ただ、ジャケットもいいんですけど、これから夏に向かって暑くなっていく上で、あまりカチッとしたくないじゃないですか。それでいうと今回着たボロウデイルの黒、いいなあと」

「丈感はトランスポートとほぼ同じで、ポケットにスペイのデザインを取り入れているのがポイントだと思います。フラップポケットとサイドから手を入れるポケットが両方ついているので、カジュアルにもドレスにも合わせやすい。短めの丈でサイドポケットだけだとかなりスポーティーな印象になるので、きれいめなパンツと合わせるならボロウデイルがバランスを取りやすいんじゃないかと」

「足元は黒い靴が多いですね。茶色の靴も持ってはいるけれど、そこまで履かないかなあ……。今日は、タッセルローファーのハリーを選びました。王道ですがスラックスにタッセルローファーの組み合わせが好きなんですよね。あとは私の場合、帽子をかぶる日の方が多くて、今日みたいに帽子と靴の色は合わせるようにしています」
厚井 康宏
BRITISH MADE 青山本店店長身長:168cm
Instagram:@k0ui_yasuhiro
今日の1曲:Calmera / Moonlaitht
少し気温も暖かくなってきて外に出かけたくなって、日差しの気持ちいい時に聴きたくなります。
02|カジュアルなスペイをタイドアップで
「ショート丈のスペイは、春以降ブルゾン感覚で着るとバランスがとりやすいです。中にシャツ一枚で着てもしっくりきますね。これからの季節はこれくらいさらりと羽織れるものが重宝すると思います」
「今回はアースカラーでまとめたので、首元にレジメンタルタイで色を入れました。全体的にラギッド感が強いとき、ドレス要素を取り入れるなら間違いないチョイスかと。物書きという仕事柄、冠婚葬祭以外でネクタイを必要に迫られて締めることはあまりないんですが、時折私服でもタイドアップしています。襟を正したいときの選択的ネクタイ、推していきたいです(笑)」
「BRITISH MADEで仕事をするようになって初めて買った革靴がジョセフチーニーのエイボンCです。メダリオンの華やかさと英国らしい丸みのあるフォルムに惹かれました。ボリューム感が出るので、今回穿いている英国軍のセレモニーパンツとか、チノパンとか、そういう武骨なパンツと合わせることが多いですね。そうすると下半身に重心がくるのでその分、春はトップスを軽くしたいですね」
ivy(相川 耀平)
BRITISH MADE エディター身長:172cm
Instagram:@ivy.bayside
本日の1曲:The Cure / Just Like Heaven
爽やかで愁いを帯びたメロディーが胸を揺さぶります。歌詞は全く爽やかではないけれど(笑)
03|王道ビデイルは、いつものスタイルにすぐ合わせられる
「子どもが生まれて、遊んだり世話をしたりする時間が増えてからは“洗える服”を着ることが増えました。基本的には、今日着ているようなスウェットにチノパン、冬場だったらフリースみたいなアウトドアライクで動きやすい服装です。そういういつものスタイルにそのまま羽織ってサマになるのが、王道の“ビデイル”らしいなと」

「長すぎず、短すぎず、王道の丈感でいつものスタイルにそのまま羽織りやすいですね。色も定番のセージはやっぱり合わせやすいです。僕のワードローブは、だいたいネイビー、カーキ、ベージュあたりのベーシックカラーなので、どう合わせても間違いないです」
「パンツはゆったりしたシルエットのものを、ノークッションで穿くことが多いです。手持ちの靴はボリューム感あるものが多いので、裾をたまらせるともたついちゃうなあと。今日履いているジョセフ チーニーのハワードは、ダイナイトソールのボリューム感が適度にありつつ、デザインはローファーなのでカントリーシューズほど重たくなくて、すごくちょうどいいです」
渡邉 惇
BRITISH MADE プレス身長:180cm
本日の1曲:Vampire Weekend / ……A Punk
フジロックに今年も来るんですね。子どもができてからは行けてないけれど、久々に行きたいなあ。
04|カジュアルなトランスポートを、春らしいネイビー×オフホワイトで上品に
「感覚としては、Gジャン(みたいな着方)。すごいカジュアルだけど、足元は紐靴をもってきて、上品さも出せればと。色合わせは、ネイビーと白、誰が着ても間違いない王道カラーですよね。トランスポートのネイビーは、どっちかと言うと黒に近いくらいの落ち着いた色味なので、明るめのネイビーとも相性がいい気がします」

「長いことこの業界にいる中で、諸先輩方から『これは買っておけ』と教わったものがたくさんあるんですが、バブアーもその一つです。英国、アメリカ、イタリア、フランス……色々な国のスタイルを通ってきましたが、揺るぎないベーシックには、やはり惹かれますね。服屋として外せない、抑えておきたいもの、そういう位置づけです」

「この古着のスウェットは、買い付けに行ったとき私物として買いました。スコットランドのグラスゴーにある大学のものです。クルーネックスウェットを着るとき、首元が寂しくなるので中にモックネックとかシャツを合わせるようにしています。今季、BRITISH MADEで出しているスウェットシャツ『レスター』もラグランのクルーネックなので、近いイメージで合わせていただけると思います」
小林 貴光
BRITISH MADE ディレクター身長:170cm
今日の1枚:Brian Eno / Apollo
本日の1曲というかアルバム、流し聴きしてます。チル。
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Photo by Yuya Kawajiri