時代を越え、クラフトマンシップを尊重したものづくりを目指すグレンロイヤルの新たなプロジェクト「グレンロイヤル ミーツ クラフトピープル」。その第1弾として、日本や世界で古来より親しまれている「藍染」にスポットライトを当てたコレクションがブリティッシュメイドに新入荷。
グレンロイヤルを象徴するブライドルレザーと共鳴する素材や、特別な技術を継承する職人にフォーカスした新プロジェクトのアイテムをご紹介します。
ブライドルレザーとも通じる藍染の2つの魅力
ブライドルレザーと藍染に通じる魅力。その一つが機能性。蝋を染み込ませたブライドルレザーは堅牢で油分が多い為、水にも強く馬具などに使われてきました。一方藍染には、糸を強くするほか抗酸化作用や殺菌効果があるといわれ、かつては武具や火消し装束にも使われるほどでした。 2つ目に今回の藍染は、一般的なデニムなどに使われるインディゴ染めが化学薬品を使っているのに対し、本藍染と呼ばれる自然由来の方法。化学薬品を使わず、藍から出来る“すくも”を発酵させた液体を使って染めており、ブライドルレザーと同じナチュラルな素材なのです。そして、使い込むごとに光沢や風合いが現れるブライドルレザーと同様、藍染でつくられた製品も、使えば使うほど深みのある美しい青色へと変化していきます。
奥行きのある青色が美しい本藍染の魅力
奈良時代に大陸から藍染の製法が伝来し、藍染は徳島県の阿波藍や栃木県の益子木綿など、日本各地で産業として発展しました。 今回のアイテムでは、近江木綿と呼ばれ、現在では希少な本藍染が続いている、滋賀県の藍染を使用。タデ藍を発酵させたすくもを使い、石灰や小麦の皮(ふすま)などを加え発酵させて染めていく伝統的な染織方法を行っている工房と共作されています。 古くから実用的な素材として愛用され、燃えにくく殺菌成分や消臭効果を持つといわれる、タデ藍ならではの奥行きのある青色の美しさを楽しんでいただけます。
手間暇かけた製品染め
アイテムが完成した後で染めていく製品染めは、製品の細かな部分まで色を浸透させる一方、ムラがないよう、職人がひとつひとつじっくりと見定め染めていきます。形状によって染まり方もかわるため、糸染めより慎重な作業が必要。
浸けては絞りを繰り返した後、仕上げの水洗い。定着しなかった藍色を落とすことで、文字通り洗練された印象になります。水洗いをした後、さらに水に浸けておくことで藍染液に入っていた灰汁(あく)を抜きます。これにより青さが増し、藍本来の色味が現れます。
折り畳んで持ち運べるパッカブルトート
キャンバストートバッグ
A4サイズがゆとりを持って入る大きさのトートバッグ。内ポケットにバッグ本体を折り畳んで収納できるため、カバンに常に入れておいても邪魔にならず、サブバッグや旅先で役立つアイテム。深い藍色が印象的な「ジャパン ブルー」とワントーン明るい「スコティッシュブルー」、「ナチュラル」の3色展開。
必要最低限の物を収納できるコンパクトなショルダーバッグ
財布やスマートフォンなど、必要最低限の物をコンパクトに収納できる薄手のショルダーバッグ。グレンロイヤルのROUND LONG PURSEやZIP AROUND LONG PURSEの長財布もスッキリと納まる縦長のデザインで、トートバッグと同様にメンズ・ウィメンズ問わず幅広いシーンでお使いいただけます。(全3色展開)
アレンジ自在の大判バンダナ
コットンチェックバンダナ
スコットランドの伝統的柄タータンチェックのバンダナ。通常よりも大きな46cm×46cmのサイズで風呂敷代わりにもお使いいただけます。夏場でも爽やかな風合いのコットン素材を本藍染で染め上げたバンダナは使い込むほどに変化していく風合いを楽しみやすいアイテムです。(全2色展開)
自然由来の原料を使い、手間暇かけて行う本藍染の製品には殺菌効果や消臭効果があり、古来より旅人に愛されてきました。そのうえ、本藍染を施すことで生地そのものの強度が増し、旅に最適な素材に変わります。また、藍染の原料となる藍の種や葉は、かつて薬として使われており、旅人の必需品として携行されていたそう。今回のプロダクトも抗菌性や防臭性など本藍染ならではの特徴を継承。旅行や出張に適したコレクションをぜひご覧ください。
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